ゼロカーボン社会を目指す上で、過渡的な化石資源の有効利用は不可避である。本会は産学官のメンバーにより「ブルー水素」ならびにそれより誘導される「ブルー燃料」の需要から生産・供給までの一体的な研究をおこなう。
座長:板谷 義紀氏(岐阜大学/愛知工業大学)
今後ますます進行する少子高齢化に対して、高齢者や障がい者がいきいきと自立した生活を送れる社会の実現が求められている。本研究会では自立した生活に不可欠な身体の運動機能に対する評価・支援技術に焦点を当て、医療・介護分野の現場のニーズと企業・大学の技術シーズを共有し、イノベーション創出の素地となる医工連携・産学連携への発展を図る。
座長:香川 高弘氏(愛知工業大学)
太陽光パネルの完全な資源循環を行うためには、既存技術で資源化できない材料(シリコンウエハ、EVA樹脂、バックシート等)に対して高付加価値化する技術を開発する必要がある。本研究会では、川上から川下産業までの産学官のコンソーシアムを創り、従来にない発想で資源循環技術を提案する。
座長:加藤 慎也氏(名古屋工業大学)
ピーニングプロセスは、材料表面に繰り返し衝撃を与えることで疲労強度、耐腐食性および表面硬さの改善を主な目的とした表面処理技術である。本研究会では、種々のピーニングプロセスを取り上げ、「材料組織や力学特性の変化といった各ピーニングプロセスの学術的素性」や「各ピーニングプロセスに伴う機能発現」について学術面および産業面から議論し、ピーニングプロセスの新たな活用展開につなげることを目標とする。
座長:佐藤 尚氏(名古屋工業大学)
3Dプリンティングは、製造業のあり方を変えうる画期的な製造方法である。3Dプリンティングのうち、今後、広く活用が期待されるデポジション式の金属3Dプリンティングを中心に、技術の現状、問題点を把握し、活用分野を広げる方策や問題点の克服について議論する。本研究会では、異分野の専門家が集まって、議論することで、総合的な問題解決を目指す。
座長:西田 政弘氏(名古屋工業大学)
人間の五感に働きかける材料(感性材料)は、産業上のニーズが高く、AI技術を導入することで、より高度な材料設計が可能になる。そこで感性、AI、材料に関する研究者を集め、感性分野関連のAI技術の研究会を実施し、感性材料に関する体系的なAI技術構築に関して議論する。「人間に心地よさを与えストレスフリーの社会を実現するための感性材料開発を導くAI技術」を看板に、必要となる具体的テーマについて議論する。
座長:古嶋 亮一氏(産業技術総合研究所)
カーボンニュートラルやSDGsを達成するために材料が果たす役割は大きい。そこで本研究会では、金属、高分子材料、複合材料に代表される新規マテリアル創生とその用途開拓に向けてニーズ・シーズのマッチングに繋がる場を提供し、将来的にメンバー間の共同研究やプロジェクト研究に繋げることを目的とする。
座長:松井 良介氏(愛知工業大学)
多結晶材料創成の飛躍的な高度化・加速化には、実空間での材料作製だけでなく、仮想空間における多結晶組織-特性の高精度なシミュレーションと、最適設計の予測が必須である。これにはマルチスケールでの粒界現象の理解、実・仮想空間データの統合、高効率な機械学習モデルといった、多岐にわたる基盤技術の確立と融合が必要となる。本研究会では、各分野で最前線にいる研究者を招き、研究紹介および意見交換の場を設ける。
座長:横井 達矢氏(名古屋大学)
この入力内容を基に研究会座長が判断し、メンバー参加可否を決定します。